命婦のおとどたち

一条天皇は飼い猫に五位の位を授け「命婦のおとど」と呼んで溺愛していたそうです。

清少納言の枕草子に記載があります。(命婦のおとどのせいで災難に遭った犬の話ですけど。)

ところで、位が五位以上は「貴族」と呼ばれる高い身分なのだそうです。なんと。貴族。猫さまが。

平安時代から人間は猫に征服されていたのかもしれませんね。

こちらは主に管理人が、たまに秀明さんが、猫・・・つまり「命婦のおとど」たちについて無駄話をする

コーナーです。


モテ・非モテ

モテる、モテない。

猫の世界にもあるのです。

切ないです。

 

保護猫ちゃんたちにも里親希望者が何人も現れるモテモテな猫さんと、いつまでたっても里親希望者が現れない非モテの猫さんがいます。

何が違うのか。

 

見た目は・・・かわいい。

性格だって・・・甘えん坊で愛嬌がある。

健康状態は・・・問題ない。

妙なクセは・・・特にない。

 

なのになぜモテないの?

 

あとから来た猫さんが里親さんと出会い、次々と幸せになっていく中で取り残される非モテ猫。

可愛いとは言ってもらえるのに。

一緒に暮らす猫としてお声がかからないのはどうしてなのかなぁ。

いろいろと考えてみると、非モテの猫さんはとにかくアピールが下手。

モテる猫さんたちは、里親希望でいらっしゃった方のお気持ちをピンっと察して、積極的に撫でてもらいに行ったり、お膝に乗ってみたり、目の前でコロンコロンと寝転がってみせたりできます。

お膝に乗ってグルグル喉を鳴らされたら「運命の猫ちゃん!?」なんて気持ちにもなりますよね。

 

ところが非モテの猫さんたちときたら。

せっかく里親希望の方が来店してもぼーーーーっとしていたり、ぐうぐう寝ていたり。

 

まったく、何をやっているのか。

モテ猫さんからテクニックを盗むとか、できないのかしら?

ところが非モテ猫さんも、お世話のお手伝いで通う私のような人間には上手に甘えてくれます。

抱き上げて猫さんの顔に顔でグリグリしたり、寝転がっているときにお腹に顔を埋めてモフモフしたりとやりたい放題のお世話係です。

飼い主さんにもモフモフをやらせない猫さんは結構いますから、そういうところをアピールすればいいのに。

非モテだっておうちに迎えたら素晴らしいパートナーになってくれると思います。

 

だが、モテない。残念ながらモテない。だからお声がかからない。

 

そういう不器用な部分もひっくるめて気に入ってくれる里親さんが現れてくれるのを祈るばかりです。

(写真の子たちの場合は、もう祈り続けて1年くらい経っちゃいましたけど。)

オマエが迎えればいいじゃないか?

うちにお迎えしたらですね、飼い主を偏愛するうちの飼い猫3匹にどんな目にあわされることか・・・。

そしてこれ以上数が増えると、全員を十分にお世話しきれる自信がありません。

それでは誰も幸せになりませんから。

彼らと幸せになるのは私の役目ではないようです。

2020/3/18管理人(写真:ネコリパブリック池袋店 ジャイロ君、チャロ君)

vol.10 命の期限

「100日後に死ぬワニ」という4コマ漫画がネットで人気を集めているそうです。

まあ、生きていれば何日後かには必ず死ぬことになりますから。

期限が分かっていた方が良いのか、分からない方が幸せなのか。

よく分かりませんね。

 

ところで、うちにいる3匹の猫の中の1匹は現在闘病中です。病名はリンパ腫です。

昨年10月に腎臓に腫瘍があることが分かりまして、抗がん剤治療プログラム「UW25」を始めました。

抗がん剤が効いて、重たい副作用もなく、腫瘍はみるみる小さくなり喜んでいたのですが、11週目に腸管に腫瘍ができてしまいました。

UW25は中止し、別の抗がん剤治療に切り替えました。こちらも効果があり、投与後3週目には腸管の腫瘍が画像に移らないほど小さくなりました。

ところが5週目の超音波検査で腹部のリンパが腫れていることが判明。1週前倒ししてまた抗がん剤を投与したところです。

 

もう、こうなったら甘やかすしか手はありません。

これまでは健康のため、成分を吟味したプレミアムフードを食べさせてきましたが、もう、好きなものを好きなだけ食べさせることにしました。

どうせ近々、何も食べられなくなるでしょう。

栄養なんてなくても、美味しいものを好きなだけ食べればいいんじゃない?

毎日毎日、望むだけちゅーるを貪るうちの猫。

そしてご相伴に預り、フガフガ喜ぶ健康な他の2匹。

果たしてうちの猫は、いつまで自分で美味しくご飯を食べることができるのか。

命の期限は何日後なのか。

ひょっとしたら治っちゃうんじゃないのか。(リンパ腫の猫は抗がん剤治療での寛解率70%、しかし1年後生存率30%。2年後生存率は10%です。

うちの猫は寛解率70%にも入れなかったのですけど。)

とはいえ、いつかは来る日。

 

それが今日でも明日でも良いように、力の限り甘やかしております。

力の限り甘やかせる時間もてるだけ幸運なのでしょう。

 

2020/3/8 管理人(写真:管理人飼い猫 平蔵)

vol.9 多頭飼い

猫が仲良くくっついて寝ていると可愛いです。

SNSには『猫団子』の画像があふれています。

確かにラブラブで幸せそうに見えます。

多頭飼いを推奨する人々もいることから、うちの猫は1匹で可哀そう…との声を聞くことがあります。

しかし、本当に1匹で飼われている猫は可哀そうなのでしょうか。

これはあくまでも私見ですが、仲間がいて幸せかどうかは「猫による」と思います。

また、「相方との相性」もかなり重要のように思えます。

例えばうちの猫。

ビタッとくっついていますが、彼らは同胎の兄弟で産まれたときからいつも一緒にいます。

一緒にいるのが当たり前の2匹です。

こうやって写真に納まると仲が良さそうですが、実際はそうでもありません。向かって右側の猫が絶対王者で、左の猫は右の猫を押しのけて我を通すことはほとんどありません。たまに我を通そうとすると右の猫に容赦なく攻撃されます。ケンカが強いのは絶対王者の右の猫で、左の猫がケガをすることはなく、むしろ「いやいやーー!やめてーーー!」と夢中で応戦する左の猫が右の猫に引っかき傷をつけたりします。ケガをさせられても勝つのはいつも右の猫です。そしてケンカのことなど忘れたかのように、すぐにくっついて寝ていたりします。これは仲良しというのかな?違いますよね。

2匹の間から顔を覗かせている猫は、前の2匹と血縁はありますが年も1歳半若く、後からうちに来ました。この写真を撮ったときは偶然にこのような構図となりましたが、普段は右の猫や左の猫とくっついて寝ています。

後から来た猫は縄張り意識が薄いらしく、あまり自己主張をしないタイプです。時々アニキ猫たちの気に入らないことをして鉄拳制裁を受けますが、やり返すことはありません。

そのような3匹の性格のおかげで何とかバランスが取れているのが実情です。

たまたま性格の相性が良くて何とかなっていますが、そもそも猫科の動物は単独行動が基本で(ライオンだけ特殊)群れを作って生活をする生き物ではないそうです。

うちの猫たちからもひしひしと「オレだけ見てくれ」「ボクだけ可愛がってくれ」という圧力を感じます。

それができなくて申し訳なく思うことも度々です。

うちの猫が可哀そうだからお友達を飼ってあげよう…なる親心は、実は猫にとって迷惑なこともあるようです。

猫さんを増やすときは、うちの子の性格と新しい子との相性をよく見極めてあげてください。

特に雄は縄張り意識が強い子が多いので、トイレ以外での排せつや家具での爪とぎなど、マーキングに精を出されて飼い主さんが困ってしまうこともあるようです。

2020/2/20 管理人(写真:管理人の飼い猫)

vol.8 猫端会議

さて、世の中には猫好きさんがあふれています。

猫好きさんは猫の話をしたい。でもうっかり猫好きさんじゃない人がいるところで猫に対する正直な気持ちを話したりしたら…。

「え?猫でしょ?」「なにそれ?」「ちょっと待って!猫だよね?」なんて反応が返ってきたりします。

猫好きさん、心の赴くままに猫の話をしないように気を付けなければなりません。だって、変人扱いされちゃいますからね。

 

そんな猫好きさんばかりが集まって、好きなだけ「猫バカ話」を繰り広げる会合・・・それが『猫端会議』です。

 

講師を招いて猫に関するお勉強会を開き、猫に関する知識を増やし、お食事をしながら思いっきり猫の話をするという。

令和2年2月2日のニャーニャーニャーの日、千駄木の保護猫イタリアンレストラン「宿木カフェ」で第31回猫端会議が開催されました。

宿木カフェさんは美味しいイタリアンレストランです。同時に保護猫カフェでもあります。

店内には新しい家族との出会いを待つ保護猫ちゃんたちが十数匹待機中。

どの子も人慣れしている可愛い猫さんばかりです。

 

さて、今回の猫端会議。講座は猫飼い主が知っておくべき災害時の備えと、講師の方が昨年12月に訪れたハワイ・ラナイ島の保護猫施設のご紹介でした。

3.5エーカーの土地で600匹の保護猫さんが暮らしている施設。

こういう施設が日本にもあればいいなぁと管理人は思いました。

他国のことは他国のことで羨ましがったりしても仕方ないと思うのですが、この施設最大の特徴は、スタッフが全員正社員だということです。

日本はボランティアさんの無償奉仕がないと保護活動が立ち行かないのですが、こちらは猫のお世話をするスタッフはきちんと報酬を得て、それで生計を立てることができます。

原資は主に寄付金だそうです。

年間5,000万円の運営費用をすべて企業などからの寄付で賄っているそうです。そして年間5,000万円の寄付金を集めることはそれほど大変ではないとのこと。アメリカの企業は寄付をすることは当たり前だからです。

ノブレスオブリージュですね。

ずいぶん日本とは違うなぁ。

ラナイ島に猫の保護施設ができたいきさつはこうです。

猫はラナイ島では外来種。住民が持ち込み、数が増えて野良猫となりました。するとラナイ島の固有種の鳥にとって猫が天敵となり固有種の数が激減。猫は駆除の対象となってしまいました。

可愛そうに思った猫好きさんが保護活動を始めたそうです。

猫さんたちは施設の外に出られないように施設は柵でおおわれています。とはいえ3.5エーカーもの広大な土地ですから猫さんたちも不自由はなくのんびり暮らしているそうです。

日本でも奄美大島の野良猫が駆除対象になっていて、保護活動を熱心にしている方もいらっしゃいます。

でも、なかなかこういった施設はできませんね。費用の問題なんだろうな…と思います。

ラナイ島も奄美大島も、猫は普通に生きているだけですよね。ちゃんと飼えばこういった問題がおこらなかったのに。無知って罪なんです。猫を害獣にするのは人の無知です。

謙虚に勉強しなければらないと思う良い実例です。

2020/2/4 管理人

vol.7 猫と病院

ほんの2,30年くらい前まで、飼い猫さんたちはほとんどが家の外と中を自由に出入りするスタイルで生活していました。

終生室内飼養の猫さんのことを特別に

『お座敷猫』と呼んでいたかと思います。

室内飼養が普通になるまで「猫は死ぬときは姿を消す」と言われていました。また、「猫は病気にならない」などと言う人もいました。

「猫は死ぬときは姿を消す」ですが、理由は諸説あるようです。その中で私が分かる分かる!と共感した説をご紹介します。

◎猫は具合が悪くなってもギリギリまでやせ我慢をして、健康を装う。

◎いよいよまずい!!となったら本能的に見つかりにくい場所に移動してこもり、ひたすらじっとして治るのを待つ。

※単独で行動する猫は頼るのが自分だけなので、具合が悪いのが周りにばれると攻撃されたり、縄張りを取られてしまったりするから。

 ◎深刻な場合は、そうこうしているうちに、すっっっごく具合が悪くなって動けなくなる。

◎本猫「あれ?まずいよね?あれ?」と焦るも、すでに時遅し。

◎そのまま身罷る。

何とも言い難い残念さが漂います。

決して美学から姿を消すわけじゃなくて、どちらかというと「うっかり」的な亡くなり方という説です。

すごく納得してしまうのは私だけでしょうか。

いやいや、結構な数の猫の飼い主さんが共感してくださるはず。

猫さんが本気で姿を隠すと、たとえ家の中でも探すのに苦労します。それが外となると・・・。

人の身では探すのはほぼ不可能でしょう。

理由はともあれ具合が悪くなると姿を消すのは本当で、そうなると家の人は猫さんの弱った姿を見ることがありません。結果、猫は病気にならないと考える人もいるようです。

誤解です。

ところで、先日お話しをする機会をいただいた獣医さんは、犬の飼い主に比べて猫の飼い主はあまり病院に通ってくれないと仰っていました。

最近は室内飼いが主流ですし、猫は病気にならないから連れて行かない・・・という理由ではないだろうと思います。

もしかしたら病院がすごく苦手な猫さんが多いのも原因の一つかもしれません。

最近はそんな猫さんに配慮して往診をしてくださる獣医さんもいらっしゃいます。

病院がだめでも、往診なら猫さんも受診してくださるかもしれません。

 

あ。猫を飼っていない皆さん。今「猫、めんどくさい。」と思いましたね?

これが面倒ではないのですよ。不思議でしょう?

 

2019/12/28 管理人(写真:ネコリパブリック池袋店 輝くん)

vol.6

Hideaki Sato
Hideaki Sato
友人に獣医がいる。
昔から動物が好きで,独身時代から数匹の猫と寝食を共にしていた。
外野席からは「結婚はできないだろう」
などと言う声が聞こえて来たりしたが
いつのまにか、やはり動物好きの美しい獣医さんと結婚していたのだった。
Hideaki Sato
Hideaki Sato

 

彼は散歩の途中で病気の猫がいたりすると、自身が経営する動物病院へ連れ帰っては面倒をみるという優しい先生なので、

行倒れや交通事故にあった猫や犬が

よく持ち込まれる。

それらの動物は飼い主がいないので結局病院で面倒をみることになってしまうのだ。

Hideaki Sato
Hideaki Sato
事務室や廊下を闊歩する猫がいたりする
病院なので写真を撮らせてもらう事にしたが、ほとんどの猫は人間不信に陥っているようでなかなかレンズの前で僕を喜ばせるパフォーマンスを見せてくれない。
スタッフの女性にはよく懐いているのだが友人の先生にはどうしても懐かない犬や猫がいたりするのは注射針を持つ先生が恐いのだろう。
Hideaki Sato
Hideaki Sato

 

何度か通って

仲良くしてもらうしかないのかな。

 

 

 

 

 

2019/12/13 佐藤秀明

 

vol.5 ほめ言葉しか聞こえない

 

人間サイドが迷惑だと思うことを猫さんが

しでかしたとき、猫さんを怒ったり、声を荒げたり、体罰を加えたりしても全く無駄ですよね。

 

人間サイドにとって困った行動・・・猫さんサイドは困っていない・・・から

 

人間サイドは困りたくないなら困りごとが起こらないように工夫すればいいだけです。

人間、あきらめが肝心です。

無駄なことはやめましょう。

 

一方、褒められるのは大好き。

そして褒めてくれる人も大好き。

褒めて褒めて褒めまくって、猫さんに「大好きな人」認定してもらえれば、猫さんはそれなりに忖度してくれるような気がします。

アイツが困るみたいだからやめとくかニャー

とか。

猫さんが気を遣ってくれているような気がしますよね。

気がするだけかもしれませんけど、そんな気がするだけでも幸せな気分になれちゃうのが猫の飼い主ですよね。

もはや「飼い主」という言葉が適当なのかも分かりません。

もっとしっくりくる言葉が他にあるのかも。

何でしょうか。

 

『下僕』??

2019/12/12 管理人(写真:自宅開放型保護猫カフェ 看板猫 ラムちゃん)

vol.4 尾道ノ子猫

Hideaki Sato 尾道
Hideaki Sato 尾道

坂上の公園で子猫と出会った。
人懐こい猫で盛んに戯れ付いて来る。
いっときこの猫と遊んで公園を後にしたのだが、僕の後ろ姿を見送ってくれてるのか,少々後ろ髪をひかれる想いがした。
「とうちゃん 連れてって」と言われたような気がした。

2019/11/19 佐藤秀明

vol.3 影猫

 

ーー影猫ー。私の造語です。

猫って・・・とひとくくりにされがちですが、

色々な性格の猫さんがいます。

種類や毛色の違いと性格の違いが関連付けされたりします。

それについては個人的な意見ですが血液型占いや星座占いなどと似た感じかなと思います。

何といってもやはり個体差でしょうか。

 

そんな個性的な猫さんの中には、おうちの中で飼い主さんの後を一生懸命追いかけてくるタイプがいます。

うちにもいます。

 

彼らの「飼い主追っかけ」の情熱が尽きることはありません。

家中どこにでもついてきます。

立っているときは足元に控え、座っているときは寝転がって寄り添ってきます。

お布団に入ろうものならチャンスとばかりに密着してきます。夏も冬もです。

そんな風に密着されていると、もちろん事件も起こります。

寝ているときにポーズを変えようとしてパッコーンと顔を蹴っちゃったり

家の中で歩きスマホをしていたらシッポを踏んづけちゃったり。(歩きスマホはいけませんな。)

しかし彼らはそんなことではめげません。

蹴られても踏まれても、そんなことはなかったかのように嬉しそうにどこまでもついてきます。

いつでもどこでも、影のように付いてくる猫。名付けて『影猫』です。

猫って気ままな生き物・・・いえいえ。影猫出現率は結構高いようですよ。

私がこれまで飼ってきた猫の半数は影猫です。「うちの子も」という話も結構聞きます。

 

影猫と暮らしていると家の中で猫が影のように付いてくることがあたりまえになります。

そんな猫に死なれてしまうと、普段の生活で猫に気を付けて動くクセだけが残ってしまうので

ふとした時にとても切なくなります。ああ、もう、猫に気を付けなくてもいいんだなぁと。

そんな時、いっそ飼い猫に取り殺されても良いかなと思うのは、猫の飼い主あるあるですね。

まあ、飼い猫としてのんびり猫生を送った猫にそんなダークパワーがあるはずもないのですが。

2011/11/19 管理人 (写真:管理人飼い猫 忠相)

vol.2 猫もたくさんいたが犬もいた尾道

Hideaki Sato  尾道
Hideaki Sato  尾道

 

どこからかの視線を感じて見上げると

二階の窓からこっちを見つめているワン公がいた。


しばらく静かに見つめ合ったのだが

目をそらさないので薄気味悪くなって

その場を立ち去った。

2019/11/13 佐藤秀明

vol.1 仔猫と大人猫

 

日本では猫を飼うなら仔猫から…というのが普通です。

確かに仔猫は可愛い。

小さくてふわふわしていてお顔もお目目もまんまるで。

声も可愛いし体も華奢で繊細だから大切にしないとこわれてしまいそう。

そして仔猫から飼った方が懐いてくれるに違いない…。

 

しかし私、仔猫にほとんど興味がないです。

そりゃあね、可愛いとは思いますよ。

でも何といいますか、面白みには欠けるかな。

まだ猫さんごとの性格などの個性がはっきりしないからかもしれません。

仔猫たちは、食べて、寝て、遊んで、甘えて、可愛くいることがお仕事ですからね。

可愛いだけで充分なんですけどね。

その点で大人猫さんは、猫生の苦労なんかも体験しちゃってますから、なかなか味わい深い性格がはっきりくっきりしています。

 

例えば写真の子たちですが、一枚目の写真は1歳くらいのシマミケちゃん。人も猫も大好きで甘えん坊の遊び好きさん。天真爛漫なお姫様です。

 

二枚目の写真の子は2歳くらいのさび猫ちゃん。

物静かで甘えん坊だけど甘え方が慎み深い猫さんです。

人に撫でてもらえる順番がやっと自分に巡ってきたからすごく喜んでいると、天真爛漫なシマミケちゃんがグイグイ横入りしてきます。

普通の猫さんなら「ブッシャーーーッ!!」なんてコーフンして見せますが、さび猫ちゃんはそんなことしません。静かにそっと体を引きます。

シマミケちゃんにナデナデを譲ってあげます。

なんとまあ、愛おしい。

2ニャンとも色々あって現在は新しい飼い主さんとの出会いを待っている最中です。

大人猫は懐かないと思われがちですが、そんなことはありません。

シマミケちゃんもさび猫ちゃんも、新しい飼い主さんにデレッデレに甘えるようになる気がします。

もちろんこの子たちとは違って、これまでの猫生がハードだったりすると、ヒトにすぐに心を開けない猫さんがいるのも事実です。

 

仔猫ちゃんは可愛いです。それは否定しません。

でも大人猫さんを迎え入れるということが、今よりもっとずっと普通になるといいなぁと思います。

2019/11/11 管理人  (写真:ネコリパブリック池袋店 1枚目・こまちちゃん 2枚目・くるみちゃん)